C1のLCDのメンテナンスをしました。

購入してから1年半が経過したVAIO C1ですが、カメラがぐらぐらして
きたり、たまに画面の中央に縦ラインが出たりと不具合が出始めた
ので、LCD側のメンテナンスをしてみました。
ま、縦ラインはC1特有の問題みたいで、WEBを見てると同じ症状の
方がたくさんいるみたいです。
こんなのどう考えても接触不良なんで簡単に直るだろうと、とりあえず
さくさくと分解です。
まずはカメラのぐらぐらの修理です。
ネジの増し締めだけで済むかと思っていたのですが、ばらしてみたら
ネジ自体のトルクで締まっているわけではありませんでした。
この白いパーツの内径自体が広がってしまっているみたいなんで、
ここのパーツを外し、バーナーで暖めながら内径を小さくしました。
結果はとにかくいい感じで、かちっとした感触になりました。
んー、やってよかった。
それにしてもC1のLCDをばらしてびっくりしたのはフラットケーブルの
少なさ。普通ノートPCのLCDをばらすとフラットケーブルばかりで
耐久性に不安があるのですが、C1は細いリード線がたくさん束に
なっていて、なんとも頼もしい感じです。
ま、実際可動部分で無ければあんまし関係ないのですが、何度も
ばらしても大丈夫そうな作りには非常に好感がもてました。
LCD下側のコネクタ部分。ここもいい感じ。
こうやって見てみると、取り回しの面積の関係でフラットケーブルが
使えなかったのかも知れない。
とにかく内部が狭いので、細い線を束ねて取り回してるのかな。
この美しいライン。
たまりませんな。
この美しい内部レイアウトを見るためだけにばらしてみるのも
イイかもしれん。
それにしても液晶の周りいっぱいにカメラ基板、LCDのバックライト用
インバータ、インジケータ制御基板がびっしりと詰まっているのは
すごいですな。
ちなみにIBMのThinkPad240もそうでしたが、液晶はやっぱりSHARP製
でした。
なんか、いままでばらしたノートPCのほとんどの液晶がSHARP製でした。
そういえば液晶の裏にボリュームが付いていました。
バックライトの明るさ調整のようです。
(後から分かったのですが、このVRは
バックライトの調整用ではありませんでした。バックライトはプラスマイナス2本
によりインバーター基板と結線されていました--03/12加筆)
ところですごく分かりにくいのですが、液晶の中央のラインが分かるでしょうか。
C1関連のWEBによると、液晶枠の下側中央を軽く押してやると消えると書いて
あり、たしかにそのようにするとラインは消えるのですが、そんなの気持ち悪い
しカッコ悪いので、各部コネクタ部分をテープで補強すると共に、液晶の裏側の
隙間があいている部分に薄いスポンジパッドを貼り付けました。
これで持ち運ぶときでも内部で線がぐらぐらしたりしないし、コネクタ部分も
スポンジで多少圧着されてるしで、なんか丈夫になった気分です。
ちなみにくみ上げ後はラインは全く出なくなりました。
ところでこのSHARPの液晶、バックライトをつけると裏面もきれいに光ります。
なんかすごくいい感じ。
けど、後ろに光が漏れていると言うことは、この分の光を前面に回せば、
バックライトがもっと明るくなるような。。。
ま、現状でも暗くないからいいんだけどさ。
ちなみにC1をばらすときに絶対に必要なのがトルクスドライバ。
しかも普通のトルクスビスではなく、5角形の特殊なものです。
最近のCLIEにもこのビスが使われていますが、何のことはない。これって
SONYの携帯電話に使われているビスと一緒なんで、東急ハンズとかで
普通に携帯電話用特殊ドライバとして工具が売ってます。
最後にメクラ蓋をつけて終了です。
結果はとにかくいい感じ。何度も書くけどいい感じ。
エンジンのオーバーホールじゃないけど、今度は腰下のメンテをしようかなと。
ていうか、9.5mm厚の60GB HDD買ってきたんで載せ替えしたいんだけど、
データの移行がめんどくさいからやってなかったのだが、DriveCopy とかの
ソフト使えばFATもデータも全てそのままコピーできるみたいなんで、それ買って
楽してやってみようかと思ってます。
ちなみに、デスクトップのプライマリとセカンダリに、3.5インチ→2.5インチの変換
コネクタをつけてこのソフトを実行させればいいらしい。
ま、近いうちに試してみるよ。



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